こんにちは、セカイノココロです。
感情コントロールはできていますか。
感情整理は、「感情を静める」ことではない
「感情整理」と聞くと、多くの方はこんなイメージを持ちます。
怒りを鎮める。不安を手放す。心をフラットに戻す。
つまり、動いてしまった感情を、元の静かな状態に戻すこと。
気持ちは分かります。でも、私の言う感情整理は、それとはほとんど逆です。
考えてみてください。
例えば、講演会で心が震えた参加者に、「さあ、心を静めましょう」と言うでしょうか。
あなたの記事に涙した読者の感情を、フラットに戻したいでしょうか。
とんでもない。その感情こそが、宝なのに。
せっかく動いた感情を静めてしまうのは、せっかく沸いたお湯を捨てるようなものです。
私の言う感情整理は、感情を消すことでも、我慢することでも、なだめることでもありません。
私が提唱している感情整理とは、動いた感情を「行動の原料」として使える状態に、整えることです。
原料は、原料のままでは使えない
「感情は行動の原料である」
この言葉を、もう少し丁寧に見てみます。
小麦粉を思い浮かべてください。
小麦粉はパンの原料です。でも、小麦粉の袋をどれだけ長く眺めても、パンにはなりません。
計量して、こねて、発酵させて、焼く。
工程を通って初めて、原料は形になります。
感情も、まったく同じです。
「変わりたい」「悔しい」「私もああなりたい」
講演の後や記事を読んだ後に沸き上がるこれらの感情は、間違いなく本物の原料です。
この感動直後の頭の中は、まだ原料が袋から出て、調理台の上に散らばっている状態と同じ。
48時間以内に工程が始まらなければ、原料は傷んで、結局使われずに終わってしまう。
それは、私たちが感動して、そのときに思ったことも、結局「いい思い出」で終わってしまうの同じことです。
ここで必要な工程は、大きく言えばふたつです。
1.整理(整える)
散らばっている感情をひとつずつ言葉にして、並べていく。
「私は今、何に、なぜ、心が動いたのか」、目に見えない感情を言語化していきます。2.翻訳(行動)
並べた感情の中から、「では、明日、最初に何をするか」という行動の言葉に置き換える。
整理なき翻訳は、的外れな行動を生みます。
翻訳なき整理は、自己分析で終わります。
ふたつ揃って初めて、想いは現実を動かす力になる。
これが、私が「感情整理・行動DESIGN」というふたつの言葉を、いつも並べて名乗っている理由です。
ある女性メンバーさんの「変わりたい」想い
具体的な場面を、ひとつだけお話しします。
以前、私は大手FC系の女性体操教室でスタッフとして働いていました。
その店舗には約700人の女性会員(ここではメンバーさんと呼びます)がいて、毎日10代から80代まで、300人近いメンバーさんが通っていました。
体を動かすきっかけは人それぞれです。
いつまでも健康でいたい。年齢に関係なく綺麗でいたい。
少し余談ですが、ある80代のメンバーさんは、病院に行く日は、朝から美容院で髪をセットし、しっかりお洒落をしてから出かけていました。
「病人だからと身なりを整えずに行くと、医者の対応も雑になる」というのが彼女なりの考えでした。
だから、病院に行く日はひと目でわかるほど、いつも以上に磨きがかかっていたのです。
でも、この気持ちってすごく大事だと思うんです。
私も、この考え方には共感し、それ以来、私も母を病院に連れて行く日はいつも以上にお洒落を意識するようになりました。
そんな日常の中で、ある40代のメンバーさんが、目を赤くしてこう言いました。
「私、変わりたいんです。」
実は、ここが分かれ道です。
多くの場面では、ここで「一緒に頑張りましょう、応援していますね」と背中を押して終わります。
彼女は、想いと伝えられて、興奮した気持ちで家に帰りますが、48時間もすれば日常に追われ、その想いは静かに冷めていく。よくある光景です。
その日はちょうど、メンバーさんの想いをサポートする店舗イベントの日でした。
だから私は、彼女の「変わりたい」という想いを、その場で一緒に整理することにしたのです。
このとき使ったのが、『感情整理術7step』の原点となった、7つのマネジメントサイクルです。
なぜ、変わりたいと思ったのか(目標・きっかけ)
どうなりたいのか(計画・目標達成へのストーリー)
そのために、まず何を始めるのか(行動)
次の来店時に、決めたことができたかを確認する(確認)
振り返る(発見・見直し)
次の来店までに、どうするかを一緒に決める(成長・次への行動)
やったことを褒める(承認)
このマネジメントサイクルは、普段から私たちスタッフが店舗運営や人材育成、自身の目標達成のために使っているものでした。
それを今回、メンバーさんのサポートに応用してみたのです。
サイクルを回した結果、わかったことがあります。
彼女はもともと運動目的で通っていましたが、それに加えて「変わりたい」という想いを実現するために、来店回数そのものが増えていったのです。
週1〜2回だったのが、週3〜4回へ。
彼女は、自分より年上の女性たちが元気に、綺麗にしている姿を見て、「自分もああなりたい」と夢を描くようになった。
でも、今の自分がどうすればそうなれるのか、わからない。
それが相談の始まりでした。
ここで大切なのは、
「変わった自分が、どんな感情になっているか」ということです。
自信に満ち溢れてキラキラしているのか。
ワクワくしているのか。
それとも、微笑ましく、品のいい女性になっているのか。
その感情こそが大切です。
あとは、その感情が起こる場面を、増やしていけばいい。
そのための行動を、ひとつずつ決めていくだけです。
自分がどうなりたいのか、その感情の震源を見つけて、そこから「やること」まで翻訳する。これが、感情整理術です。
この工程には、順番がある
ここまで読んで、こう思った方がいるかもしれません。
「考え方は分かった。でも、実際に散らばっている感情を整理して、翻訳(行動)まで導くなんて、特別な技術が要るのでは?」と。
要りません。要るのは、才能ではなく、順番です。
先ほどの彼女とのやりとりも、私たちスタッフが感覚でやっているように見えて、実は決まった手順を踏んでいます。
どの問いを、どの順番で置くのか。
どんな感情を望んでいて、どこから行動に切り替えるか。
のべ3,000人の女性と向き合う中で、この工程である7つのステップは磨かれていきました。
感情整理術が生まれた秘話はコチラから
🌸セカイノココロとは何者?
感情整理・行動DESIGNプロデューサー
のべ3,000名近い女性と向き合ってきた経験と、自身の実体験をもとに、
感情にフォーカスした独自メソッド『感情整理術7step』を確立。
現在は、講演会や発信する場での「いい話だった」で終わらせず、
未来への一歩につなげる提案・導入サポートをしている。



セカイノココロさん、こんにちは
「動いた感情を「行動の原料」として使える状態に、整えることです」共感します!感情に感謝しながら、整えること大事だと私も思います。
そして「感情は宝」だと私も思います。
感情があるから、自分の思考の向きを確認できますし、望む方へも軌道修正できますね。
心が喜ぶ方へ進んでいきたいなぁと思います。
心が動く記事をありがとうございます🎶
セカイノココロさん、はじめまして。
とても興味深い記事でした😊
「感情は宝」という部分、正直驚きました✨
いつも感情を抑えて生きてきたので、そのように考えたことなかったからです😢
感情を整理・翻訳する、今後のぼくにはこの考え方が必要だと思いました。
素敵な記事ありがとうございます☺️✨